琴錦 功宗・横綱戦勝利の記録

史上唯一の平幕優勝2回、史上2位の三賞18回を誇る平成の名関脇・琴錦功宗。当然、横綱からも数多くの白星を挙げている。以下、琴錦が横綱戦で挙げた17個の白星をまとめてみた(不戦勝2を含む)。

#場所(対戦日)琴錦地位琴錦成績対戦横綱横綱成績備考
1平成
2年5月(12)
西前頭69勝6敗 北勝海10勝5敗横綱挑戦3回目にして初勝利、初金星。さらに初三賞。
22年7月(8)東前頭19勝6敗 千代の富士12勝3敗大横綱千代の富士を2度目の対戦で破る。
32年9月(初)東小結9勝6敗 北勝海14勝1敗 新小結。
42年11月(6)西関脇10勝5敗 殊技旭富士12勝3敗新関脇。大関候補の声が掛かり始める。
52年11月(11)北勝海9勝6敗
63年1月(8)東関脇11勝4敗 旭富士11勝4敗5場所連続三賞。翌場所大関取りとなるが、9勝に終わる。
76年3月(5)東関脇10勝5敗 12勝3敗 曙戦の連敗を11で止める。
86年5月(12)東関脇9勝6敗10勝2敗3休不戦勝
97年7月(8)東前頭18勝7敗 貴乃花13勝2敗 全勝の貴乃花に土を付ける。
1010年3月(5)東小結6勝9敗貴乃花1勝4敗10休不戦勝
1110年5月(8)東前頭211勝4敗 10勝5敗曙戦の連敗を15で止める。
1210年11月(13)西前頭1214勝1敗 優殊技貴乃花12勝3敗43場所ぶり2度目の優勝。引退時に思い出の一番に挙げた相撲。
1311年1月(初)東小結26勝9敗貴乃花8勝7敗武蔵丸と貴ノ浪も破ったが、惜しくも負け越し。
1411年3月(3)西前頭16勝9敗若乃花5勝5敗5休新大関千代大海も破ったが、惜しくも負け越し。
1511年5月(7)西前頭39勝6敗若乃花3勝5敗7休殊勲賞ならず
1611年7月(2)東前頭18勝7敗貴乃花9勝6敗殊勲賞ならず
1711年9月(2)東小結5勝10敗若乃花7勝8敗6場所連続横綱戦勝利
#場所(対戦日)琴錦地位琴錦成績対戦横綱横綱成績備考

内訳は北勝海3勝、千代の富士1勝、旭富士2勝、曙3勝(うち不戦勝1)、貴乃花5勝(うち不戦勝1)、若乃花3勝。大乃国と武蔵丸には一度も勝てなかった。特に、武蔵丸には横綱昇進前には18勝23敗と健闘していたが、昇進後は3戦全敗であった。

平成3年1月から6年3月まで約3年のブランクがあるが、この間、4年5月場所前に北勝海が引退し、5年3月に曙が昇進するまで横綱不在の時期があったこともあり、横綱と対戦する機会が少なかった。初優勝した3年9月も、横綱との対戦はなかった。さらに、曙には新横綱だった5年3月から6年1月まで6連敗(横綱昇進前を含めると11連敗)、6年11月から10年3月まで15連敗を喫したこともあって、全盛期に横綱戦の白星がなかなか増えなかったのは残念だった。

面白い点は、1〜7勝目を挙げた場所は横綱戦勝利を全て三賞に結びつける活躍で、破った横綱も好成績なのに対し、晩年の13〜17勝目の場所は横綱に勝っているものの、負け越したり平凡な成績だったりして三賞を逃し、破った横綱も不甲斐ない成績に終わっている。特に15、16勝目は金星を獲得して勝ち越しながら殊勲賞を貰えなかった。因みに11年5月の殊勲賞は、優勝した大関武蔵丸に勝った千代天山(9-6)と横綱曙に勝った土佐ノ海(8-7)で、11年7月は曙と貴乃花を破って優勝し、大関昇進を決めた出島だった。

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